クラブ長は今
生徒のみなさんの作業の参考になるように、少し先行するような感じでアップしていきます。
[1週目] 紙粘土+エポキパテでの本体制作 〜続き〜
テントウムシとカエルの仮組、脚、後翅の制作工程です。

UCC3_1.24
腹の一部を電池BOXのフタとして、取り外しできるようにします。
内側からエポキシパテで補強するのですが、
下準備としてマスキングテープを貼り、
パテがつかないように保護しておきます。

UCC3_1.25
電池BOX(単5×2本)をセットして、周囲をエポパテで補強。

UCC3_1.26
パテ硬化後、電池BOXを取り外したところ。

UCC3_1.27
並行して、上翅・ハンドル台座・サドル台座を成形します。

UCC3_1.28
内側から見たところ。上翅は、リューターを使って薄く削り、
合わない部分は、紙粘土で互いを摺り合わせていきます。
ハンドル台座には、腹側に取付けるための足をつけています。

UCC3_1.29
腹側は、電池BOX枠を厚紙で追加し、
ハンドル台座も取付けます。

UCC3_1.30
リューターで、頭胸部(首にあたるところ)と目の奥をくり抜いて、
LEDを設置するスペースをつくります。

UCC3_1.31
LEDを仮に差し込んで点灯してみます。
うまく目(ヘッドライト)が光りました。

UCC3_1.32
腹と電池BOXフタに磁石を埋め込み、エポキシボンドで固定。
これで、フタが落ちることなく脱着可能になりました。

UCC3_1.33
さらに、サドル台座を腹部に取り付け、エポパテで成形します。
ハンドル台座・サドル台座は、
上翅を合わせたときのストッパーを兼ねています。
画像の電池BOX枠右側にみえる金属は、
後翅を取付けるための高ナットを埋め込んだものです。

UCC3_1.34
腹中央にも、土台ベースのアームを取付けるための高ナットを埋め込みました。

UCC3_1.35
鞘翅(前翅)の模様となる黒丸部分を、
エポキシパテでレリーフ状に盛り上げます。

UCC3_1.36
テントウムシ、カエルの大まかな形状がでたので、
仮組して全体のバランスをみます。

UCC3_1.37
前翅を外した状態。

UCC3_1.38
次に、脚の長さを決めるため、原寸大で腹側の図面を描きます。
図面といっても、脚の寸法が求められれば良いので、
フリーハンドで描いたものです。

UCC3_1.39
ニューム管を芯材にして、エポキシパテと紙粘土で、
脚(腿節・脛節)をつくります。

UCC3_1.40
続けて、前翅が開いたときにみえる後翅をどうするか、
原寸図を描いて検討します。
今回は、テントウムシ内部のスペースが十分ではないので、
後翅は、脱着式で制作することにしました。

UCC3_1.41
コピーした図面を厚紙に貼ったものを切り出して、
テントウムシに仮組。全体のバランスをチェックします。

UCC3_1.42
真鍮製ワッシャーと銅線をハンダ付けして軸をつくり、
厚紙に取付けます。

UCC3_1.43
翅の先端部分も、銅線を加工して制作。

UCC3_1.44
エポキシパテで肉付けして、後翅を成形します。
パテ硬化後、ヤスリ掛けしながらフォルムを調整。
求める形状になるまで、この工程を繰り返します。

UCC3_1.45
テントウムシ本体に後翅とカエルを仮組して、全体をチェック。
これで、紙粘土・エポキシパテでの本体成形がおおむねできました。
1週目の工程はここまでです。
次は、2週目の[下地処理・塗装]工程へ進みます。