2週目:参加レポート
2週目は下地処理と塗装。クラブ長UGAさんからのコメントつきです。
2回目のレクチャーは、下地処理と塗装。
紙粘土やエポキシパテに直接塗装すると、うまく塗料が乗りません。
塗料の乗りを良くするために、アクリル系地塗り剤の”ジェッソ”で
下地処理を行うのですが、その種類による質感の違いと制作の手順を。
続けて、サーフェイサー、塗装(主にラッカー)についてを話しました。
また、アンディさんの制作を兼ねて、
塩ビ板を使ったバキュームフォームの実演を行いました。
各自の作業内容と次週に向けた予定は、下記の通り。
■製作者:カッキーさん
テントウムシの本体仕上げが、かなり進んでいました。
顔は塗装も終わって、目と触角が取り付き、
胴体も塗装後に表面を削って模様をつくる手法で表現されていて、
顔の表情と合わせ、とてもいい雰囲気に仕上がっています。
台座アームとの取合いも、裏側からパテで調整したようで、
うまく差し込み式になっています。
台座は、厚紙で外枠を補強し、
磁石の反発を利用した動きを取り入れたしくみで
拉致された虫を表現するようで、これはとてもおもしろいです!
■製作者:メグさん
腹部の下地ができてきました。
開口部にトレペをあて、中に豆電球を入れて仮に点灯させてみたところ、
いい感じで光が回ったので、このまま進めましょう。
頭部、胸部の紙粘土が一部乾燥してなかったので、
乾燥後、腹部と合わせ下地処理を行います。
磁石で腹部を取り外す、脱着式のパーツもできたので、
それを腹部に取付けたら、あとは塗装です。
週末までに塗装まで終わっていると良いペースですね。
次週、脚の制作に入るので、どんな仕上がりにするか
イメージを掴んでおいて下さい。
■製作者:コウさん
紙粘土での成形がほぼ終わっており、
配線を設置する経路も確保できていました。
購入したLED、CRD、スイッチ、ACアダプターの
取り付け位置を確認し、仮配線しちゃんと点灯しましたので、
あとは向きを間違えないようにして配線して下さい。
紙粘土は、粗く削った今の感じのまま見せたいということなので、
ジェッソを塗った後に塗装です。
これから各パーツを組上げていくときには、配線と並行して、
ディテールアップするパーツも一緒に組上げていくことになるので、
そのことも気にかけながら進めて下さい。
■製作者:シュンさん
シュンさんも紙粘土での本体成形が終わり、
金属材を使った脚などのパーツもできていましたので、
とても順調です!
配線を通す配管も考えられており、
LED、CRD、スイッチ、ACアダプターの取付け位置も
確認できたので、あとは向きを正しく取付けるだけです。
それらを納めるスペースのうち、胸部の内部空間が少し窮屈なので、
無理に配線を詰め込まず、丁寧に取り回すように計画して下さい。
後脚に配線を通す関係上、ベースの台座+クッキーの制作も
同時に進めましょう。
次回、後翅のフレームができていれば、
膜をつくる素材の”ディップ液”を持っていきます。
■製作者:アンディさん
本体の素材を急遽紙粘土に変更し、制作し直したようですが、
乾燥後も弾力性が残る素材だったようで、
さらにエポキシパテで表面の仕上げを行っている途中でした。
背中側の甲冑にあたる部分の仕上げに、
透明な素材で膜を張ったような仕上げにしたいということで、
今回レクチャーを兼ねて、塩ビ板を使いバキュームフォームで、
その膜をつくってみましたが、左右の接合部分のエッジが
少しゆるくなってしまったので、多少加工が必要です。
接合部分を加工するか、再度バキュームフォームでつくるか、
本体の他のところの制作を進めながら検討して下さい。