クラブ長は今
生徒のみなさんの作業の参考になるように、少し先行するような感じでアップしていきます。
[3週目] 各パーツ制作・ディテールアップ 〜続き〜
テントウムシの各部パーツを制作していきますが、
操縦者のカエル成形が、本体を造形したところで止まっているので、
カエルの腕と脚をつくるために、おおよその寸法を求めなければなりません。
まずは、先行してハンドルとサドルの制作を行います。
テントウムシとあわせながら、銅線を曲げて腕の角度を決めます。
カエルをサドルに座らせて、腕の感じをチェックします。
ハンドルには、グリップとして使用予定の塩ビ製パイプを
仮に差し込んでます。
指・腕にエポキシパテで肉付けして、
硬化後、紙ヤスリで表面を整えます。
続けて、脚の下地を銅線を加工して作ります。
腕同様に指先端を丸く加工し、銅線を曲げて
脚の付根、踵、膝にあたるところの角度をおおよそ決めておきます。
カエルを乗せて、全体をチェック。
ステップのおおよその位置やパーツの構成を検討します。
脚にエポキシパテで肉付けします。
指は、ステップの位置が決定してから成形する予定なので、
この時点では、銅線のままです。
今回の[UGAUGA Creation Club vol.3]に参加している
コウさんの”セミマン”を見ていて、私もカエルに何か背負わせたくなり、
急遽、テントウムシ用の”燃料タンク”を作ることにしました。
それを取付ける為の台座を、カエルの背中にエポキシパテで成形します。
画像は、テントウムシに座らせたところ。
頭胸部に目を取付けます。
φ10mmアクリル球の内側に偏光フィルムを貼ったので、
角度によって黄色~水色に変化して見えます。
目の内側にLEDを設置しますが、
1個のLEDで2つの目を光らせる予定です。
内部空間にアルミ箔を貼り、点灯した光が拡散して
まんべんなく行き届くようにします。
中央下端に刺さっている銅線は、腹部に取付ける為の軸です。
目の周囲にハンダ線を貼って、中心にはベアリングの玉を取付けています。
LED(白色)を仮点灯したところ。
目の色が紫色に変化し、いい感じになりました。
胸部には、前翅を開閉する為のヒンジが取り付く予定なので、
頭胸部と腹部本体をしっかり固定する必要があります。
腹側にも軸を打って、各種ワッシャーやナットで作り込みます。
首の隙間から、機械類がちょっと見えるようにするため
結局、全部で4本の軸を使って固定することに。
画像は、頭胸部を腹部に差し込む途中です。
次は、電飾のスイッチ部の制作行程です。
ファックスのカーボン紙芯材がちょうどよい太さだったので、
そこに収まるような小さいサイズのトグルスイッチにしました。
これは形が気に入っているので、良く使用するスイッチです。
ここには、ステップも取付けるため、
固定用の高ナットを1/3くらい埋込みました。
テントウムシ側に取付けるステイは、
真鍮製のパイプとナットをロウ付けしたものです。
パイプ内部に、スイッチまでの配線が通ります。
スイッチ部の加工。
ステップ取付け用の高ナットと紙製芯材とを
エポキシパテを使い補強を兼ねて、一体になるように成形します。
上側には、サドルのサスペンションが取り付く台座も作っておきます。
テントウムシに仮組。
この状態で、3週目の[UGAUGA Creation Club]に
持っていきました。