UGA-UGA質問箱

教室の中で出た質問をみなさんと共有するコーナーです。
今回はテーマが「ピカピカ」なので、光らせたり、表面をつるつるに仕上げたりするノウハウがレクチャー内容のメインになります。

■ミツツボ蟻腹部の強度不足について 〜メグさんより質問〜

簡単な概略図を描きました。
※概略図参照 図-4

図-4

サッカーボール展開図を切った厚紙は、先に厚紙だけで組み立てます。
組立後、外側の稜線部分に爪楊枝を貼るようにします。(図-4のピンクのライン)
爪楊枝は、最初仮止めの感覚で木工用ボンドを使って紙に固定します。
全部貼り終えたら、瞬間接着剤を隙間に充填するように流し込み
これで強度も随分増すと思います。
※瞬間接着剤を紙に使用するときは、硬化時の発熱と煙に注意し、
換気しながら行って下さい。
さらに強度をだしたいときは、
稜線(爪楊枝を貼ったところ)の内側をエポキシパテなどで
補強します。

見た目は、紙表面から爪楊枝が出っぱりますが、
それがフレームのようにみえるのと、
また、その後に行うディテールアップ加工のときの定規代わりにもなり、
作業がしやすくなります。

紙と爪楊枝の隙間ができても、下地処理で塗るジェッソで埋まりますので、
この時点では、そんなに気にしなくても大丈夫です。

腹部を取り外すところは、円盤型に切ったケントボードのような厚紙か
木材を使うと、強度もでてしっかりした作りになるでしょう。
そこに磁石を仕込めば、簡単に脱着できます。
クラブ長は今 UCC3_1.32を参照してみて下さい。
2カ所取付ける磁石のSN極性を互いに変えれば、
向きを間違えずに決まった方向に取付けることができます。

 

■LEDについて

LEDなどを使用して、作品をピカピカ光らせる為の素材の紹介です。

LED
01_LED
画像は、一般的な『砲弾型』といわれている形状のものです。
直径が、φ3mm、5mm、7mm、10mmなどがあります。
LEDの光は直進性が強いので、紙ヤスリなどで表面を削ると少しは拡散します。
色も赤、黄色、緑、青、白、電球色などいろんな色調がありますので、
お店で実際に見てみることをお勧めします。
また、白色のLEDにクリアーカラーで塗装したり、カラーフィルムを張ったりして、色を付ける方法もあります。

 
CRD E-153
02_CRD_E153
LEDは赤・黄色で2v程度、白・青色で3v程度の電圧です。
その電圧値以上の電圧をかけると、LEDに過剰な電流が流れ破壊されてしまいます。
その為に、抵抗などを入れてLEDに流れる電流を制御するのですが、
このCRDは、抵抗のような計算が不要なので便利です。
取付けるときは、極性があるので向きに注意して下さい。
DC12VのACアダプターを電源として、CRD[E-153]を使用した場合、
白・青色のような3vのLEDならば、3個まで接続できます。

 
ACアダプター
03_acadp_a
03_acadp_b
AC電源をDCに変換してくれるものです。
3vからいろんな電圧のものが売られています。
今回使用するDC12vのものは、秋葉原で500~800円程度です。
接続部分のコネクターの極性は、製品によって異なりますが、
おおむね中央がプラス、周りがマイナスです。
※製品毎に表示してあるので確認して下さい。

 
コネクター
04_conector
作品を台座から取り外したいときなど、配線を接続するときに使用すると便利です。
いろんな形状のものがありますので、実物を見て決めるといいでしょう。
画像のは、ACアダプターのコネクター(雄型)に合う
埋め込みタイプの雌型です。

 
スイッチ
05_switch
電源のON/OFFを切り替えるもので、なくてもコンセント抜き差しすれば用は足しますが、
スイッチを作品内に設置できると便利です。
画像は、作業場にあったものですが、レバーを倒すタイプ、
ボタンを押すタイプなどいろんな形状のもの、
また大きさも1cm以下の小さいものから、3~5cmくらいのものまでいろいろあります。

※HOW HOUSE補足
これらの材料は東急ハンズやホームセンターでも売っていますが、秋葉原のディープな電気街に足を踏み入れてみるのも楽しいと思います☆

2017-03-18 | Posted in UGA-UGA creation clubComments Closed 

教室の中で出た質問をみなさんと共有するコーナー





第二回「カエル編」に参加した皆さんの作品を ご覧いただけます(PDF:12.6MB)


UGA-UGA creation club2017 講習内容
詳しくはこちら >