第1期生 完成作品発表!
2011年、6月の毎週水曜日、3331 Arts Chiyoda 内 地下RENSEI PRINT PARK にて行われた全5回(+1)のワークショップ。そこで生まれた作品のギャラリーです。お楽しみください!
※RENSEI PRINT PARK @3331 Arts Chiyoda は現在は閉鎖いたしました。
「クラブ長総括」
毎回みんなの好奇心で一杯の目を見ると、あれもこれも伝えたいと思い、講義のような時間が多くなってしまいました。
これは色んな技法を実演できた反面、結果的に作業時間が少なくなるというジレンマがあり、企画当初から心配はしていたのですが、もう少し作業時間を多く割り当てられれば良かったと思います。
すいません。次回への課題です。
でも、それにめげず自宅作業で足りない分を補って、とても個性的なオブジェを完成させました。
慣れない作業は難しかったと思いますが、何か得る物があったら大成功です。
私自身とても刺激になり、本当にあっという間の楽しい1ヶ月でした!
【Title】ESCAPE(作者:クラブ長 UGAさん)
我らがクラブ長「ウガさん」こと宇田川隊長。スケッチの段階ですでに、使う素材や固定方法などがイメージできていることがわかります。スゴイ!
【Title】Road runner(作者:Nutsさん)
Nutsさんは、背中のジェットエンジンや脚のサスペンションなど、部品の組み合わせ方を何度も検討していただけあって、作業過程を見ていなければ、それが完成されたひとつのパーツとして勘違いされてしまうでしょう。
この思い込みというかこだわりが、とても大切なんですね!
仕上でデカールを貼ったのは正解でした。グッとリアルさが増しました。
次は、ウェザリングにトライだ!!
by クラブ長 UGA
はじめのスケッチは飛行機型でしたが速そうなイメージは変わらず。ジェットエンジンを搭載した鳥というコンセプトは一貫しています。
【Title】アメリカン・カン・ドリ(作者:シュンさん)
水曜造形クラブとても楽しかったです。そして立体作りのいろんな技法に感動し、勉強になりました。
今後の作品にも教わった技法を取り入れて行きたいと思ってます。
宇田川隊長!本当に有り難うございました!
シュンさんは、最初のスケッチの段階で既に完成型が頭の中にあったようですが、可動部をどうするかで悩んでいたように見えました。
そして試行錯誤の末、頭で考えるより手を動かして、新たなアイデアにつなげたようです。
ペプシ缶から着想したと思われる作品の色・形のバランスは、さすが!
いい具合のラフさと最後の追い込みには脱帽でした!!
by クラブ長UGA
スケッチにはすでにカンカンドリの文字が。空き缶をベースにすること、ヘルメットが開閉することなど、スケッチ段階のイメージを忠実に再現!
【Title】バード探検者(作者:太一さん)
はじめは完成のイメージもハッキリしないままの制作でしたが、講師のウガさんや皆さんのアドバイスとサポートのおかげで・・・何とか完成に漕ぎつけることができました!
授業はもちろんのこと、材料集めも普段目も留めないものがカッコイイパーツになる事を教えて頂き、秋葉原の電気部品屋さんや鉄くず屋さんを回ったのはとても新鮮で楽しい経験でした。
この講座に参加できて、本当に良かったと思います。
太一くん独自の塗装術がうらやましい!これだけでも大きな武器ですね。
また、動物をモチーフにした自分のキャラクターを持っているのもプラス材料です。
途中で見つけた廃品パーツを利用して、最終的になんとも味わいのある”バード探索車”になりました。
技術的なことが確立されていないが故の完成形状でしたが、変に慣れてしまうよりも、この感覚を残したままの方が良いのかも!?
by クラブ長 UGA
太一さんはベース部分を乗り物にしたいという明確なイメージがありました。途中発見したすばらしい部品からアイデアを練り直し魅力的な乗り物が完成しました。
【Title】エキセントリ子(作者:なーちゃんさん)
なーちゃんの作品は、いつ完成するのか一番ドキドキしました。
”背骨くん”を使った解剖学的なフォルムから、かってに理科室にある標本のような完成型を想像していましたが、ピンクや青を使った鮮やかな色調で上がってきたのを見て驚きました。
セルロースセメントを使った滑らかな質感も想定外でした。
この裏切られる感覚がとても楽しい!次の作品が見たいですね。
by クラブ長UGA
なーちゃんの鳥人は背骨と肋骨がむき出しになったゾンビ(?)状のドラゴンのイメージ。おどろおどろしい造形かと思いきや、彩色された完成品はかわいらしく、ポーズにも愛嬌があります。
【Title】Birdog(作者:しらりんさん)
透明のドームや車のミニチュアなど、いろんなパーツを使い、そのアレンジの仕方も良い按配で、これはもうしらりんのセンス!
私には無い感覚なので、とても参考になりました。
みんなの中で唯一、鳥人が犬に変身するという仕掛けがあり、ジオラマ仕立てのベースと相まって、いろんな物語が浮かんできます。
立体での表現だけでなく、映像にしてみては?
しらりんさんはドーム状のベースにこだわりました。ドームにまたがる鳥人は、鳥がかぶり物をして犬になりきっているという設定。
【Title】鳥博士のオンボロボ(作者:ナグさん)
一番積極的な”攻め”の造形で、毎回楽しませてもらいました!
とにかく手を進めるナグさんの姿勢は、とても大切なことで、失敗による戻りもありますが、それで発見する新たな技法も多々あります。
腹部を光らせるアイデアが、まさにそれ。当初胴体の内部を中空にしようとしていたことと、ペットボトルの蓋を照明器具のメンテナンスに利用する案がうまく合体。
迫力満点な”オンボロボ”最高!
byクラブ長UGA
ナグさんはもう鳥人より乗り物が主役!四つんばいになった巨大なロボットの腹部は青白く光ります。回を重ねる毎に大きくなる作品はみんなを楽しませてくれました。