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俺のロボARTコンテスト2018 審査結果発表

このコンテストは、2018年10月29日(月) ~ 11月18日(日) まで、東急ハンズ池袋店1Fにて行なわれ、一般のお客様の投票により、
合計285票が集まりました。
さらに造形作家、画家、イラストレーター、HOW HOUSEの店長など、19名の審査員の審査結果を加算した結果、
以下の通りの入賞作品が決定しましたので発表致します。
入賞した3作品は、「ゆけ!!俺のロボ展2018 神話編」の巡回展の期間(12月6日 ~ 24日)中、HOW HOUSEにて展示させていただきます。

[俺のロボARTコンテストの詳細はこちら]
[本コンテストに参加した14名の作家さんはこちら] (Facebookページ)

 

最優秀賞 【516ポイント】

エントリーNo.3 すぎやまケイタ  「でたな!あばれんぼーっ!!出撃っ!我が家のお片づけロボっ!!」

受賞特典:「ゆけ!俺のロボ展2019 レトロフューチャー編」への正式参加権と、2019年ガイドブックへの作品掲載、HOW HOUSEでの個展開催権

審査員コメント
・怪獣の表情がとてもキュートでした。全体のバランスも良く、台座のデザインもGoodでした。 (NORWORKS)
・満点にしました。昨年より全ての項目でパワーアップしています。この熱量がとても大切です。 ( Craft Factory SHOVEL HEAD )
・仕上げの美しさ、ユーモラスな設定とポージングが良いと思います。 ( 有田満弘 )
・構成力、見せ方、ストーリーを感じさせる力、すばらしいです。表情もたまりません。カッコイイ系が多い中、ほのぼのアプローチで攻めたのもスゴク良いです。 ( 植田明志 )
・作品としての見せ方、まとめ方、それを表現するテクニックが優れていて、パッと見ただけで、その世界観に引き込まれるところが群を抜いていた ( 河津一守 )
・長女と次女の表情が気に入りました。見ていて楽しい作品です。( 田上司朗 )
・見ていると楽しさがどんどん伝わってくる。テクニックは良くわからないですが細かいところまで手をぬかずに作り込んでいるのがいい。子供と親の表情までいい。 ( 樋口雄一 )
・とにかく上手いですね!!人物の表情がすごく良くて、動きもあって最高でした。とても楽しい作品で光ってましたね!!ロボ展ですが、人物が良いです! ( まつもと俊介 )

一般の方からのコメント
・思わず見た時にかわいいと思いました。
・うちの甥っ子たちにソックリ!グッときた!
・妹ちゃんの表情もお姉ちゃんの表情もすごく良く出ていてステキです
・おしりからでた、まとまりのごみがすごい。カラフルですてき。
・ごみがこまめにカラフルなところがすきです。
・カラフルでとても良かったと思います。うごきもあって楽しめました
・ぴんくのかいじゅうのはがチャックでそのかんがえがずごいです。
・ユーモラスで楽しいロボットでした
・子供達の表情がとても魅力的だと思いました。また、素材の中でも身の回りにあるような素材が使われていて発想がいいなと思いました。
などなど

 

2位 【510ポイント】

エントリーNo.6 工房:ねこども 岡村昭彦
「トランジスター仕掛けのルアーフィッシング ロボ♫」

受賞特典:HOW HOUSEでのワークショップ参加権 もしくは 2019 ORAC参加権

審査員コメント
・素材の持つ特性が上手く生かされた作品だと思います。腕の部分の金属パーツの構成に魅力を感じました。全身を遠目で見ても、はっきりとしたシルエットになっており、目を引く作品だと思います。塗装のキレイさも抜群で、足の部分など、リアリティあふれていて良いです。 ( 坪井一 )
・高いテクニックとクスリと笑わせるセンスが好みでした。 ( 中村豪志 )

一般の方からのコメント
・とても面白かった。鳥の有機的な体のフォルムとスプリングや、カメラなどの無機物の組み合わせが絶妙でとてもかわいいと感じた。特にケーブルがはみ出しているレトロなメカっぽさにぐっときた。
・かわいい、ユニーク、オブジェとして置きたい
・力作に圧倒されました、すごい!
・細かいところまですてきです
・Great!
・ハシビロコウの動きがそうぞうできておもしろい、ほしいね
・大きさ、質感に圧倒されました
・一目見てハシビロコウとわかりつつも、ロボット感が調和していてかっこいい。色も何重にも塗りこまれている感じが作品の重厚感を生んでいる。
・最近はハシビロコウがテレビで取り上げられる事が多くなり、かわいく思える。

 

3位 【468ポイント】

エントリーNo.7 緋璃真ロウ
「マタニティロボ Mk.Ⅱ ai[無人タイプ]」

受賞特典:HOW HOUSEでのシルクスクリーン工房利用券

審査員コメント
・腰辺りの造形が好きです。「マタニティ」的なギミックがあれば期待します。 ( アオガチョウ )
・すばらしいとしかいえません ( 加藤龍勇 )

 

順位 作品名 作家名 審査員ポイント 一般ポイント 合計ポイント
最優秀賞 でたな!あばれんぼーっ!!出撃っ!我が家のお片づけロボっ!! すぎやまケイタ 468ポイント 48ポイント 516ポイント
2位 トランジスター仕掛けのルアーフィッシング ロボ♫ 工房:ねこども 岡村昭彦 444ポイント 66ポイント 510ポイント
3位 マタニティロボ Mk.Ⅱ ai[無人タイプ] 緋璃真ロウ 450ポイント 18ポイント 468ポイント
4位 オールグッド 水村友紀 418ポイント 34ポイント 452ポイント
5位 蒸気式ロボスーツ mark.Ⅲ 小林けいすけ 422ポイント 28ポイント 450ポイント

 

総評

今回も投票したからといってとくに何かがもらえるわけでもなかったのですが、結果として300人近くの方が参加してくれました。
いただいた感想の中には会場の狭さや陳列方法、ロボットの定義についての厳しいご意見もありましたが、
企画している側としては反応がたくさんあることが本当に嬉しく、
まるで金色の投票用紙の草原を歩くナウシカのような気分でした。ありがとうみんな、ありがとう。ふふ。
オールひらがなの微笑ましいコメントもたくさんいただき、たくさんの子供たち(おそらく)も投票してくれたようです。

一般票を最も集めたのは、今年2度目の参加となるハシビロコウの作品を出品した岡村昭彦さんです。
昨年の審査結果を分析して、針金で作った1辺300mmの立方体を用意し、そのサイズ内に目一杯収まるように制作したというだけあって、
迫力のある作品に仕上がりました。
会期の直前に完成していた作品の色を塗り直すなど、このコンテストにかける意気込みが結果に繋がったのだと思います。
キャッチーなハシビロコウをモチーフに選んだのも狙い通りで、ハンズに出入りする女性のお客様の票を集めていたように思います。
同じく2度目となる、すぎやまケイタさんも岡村さんと同様に規定のサイズ目一杯で挑み、モチーフもかわいい子供たちを選んでいて、
票だけでなくコメントも多く獲得していました。
3位となった緋璃真ロウさんは昨年2位を獲得しており、今年も同じテーマ(マタニティロボシリーズ)でエントリーしてくれました。
日頃から作品を作り慣れている安定感、技術力の高さで審査員の票も集めての入賞です。

1位と2位の得点差は6ポイントですから、どちらが1位でもおかしくなかったと思います。
ただコメントを見て頂ければ分かる通り、今年は審査員の評価がすぎやまケイタさんの作品に集中しました。

少し話をそれますね。

このコンテストの最優秀賞は個展やグループ展への参加権が副賞となっているので、受賞の先のステージは、自分の作品に値段を付けて販売するということになります。
例えば制作に1ヶ月かかった作品だったら、30万~50万円の値段が付いていても少しもおかしくないでしょう。
ですが実際に30万円の作品を買ってもらうとなると、そう簡単には行きません。
コンテストに限らず、たくさんの作品の中から自分の作品を際立たせて、ファンを生み出し、作品を買いたいと思ってもらうまでには、
次のようなステップがあると考えてみます。

1 作品に目を止めさせる仕掛け=色や量感、モチーフ選びなど → 作品に気づいてもらう 足を止めてもらう
2 観察したあとに広がる奥行き=素材や質感、物語性など → 観賞時間が長くなる → 人が集まっているからさらに人が集まる
3 記憶にとどまる=人に伝えやすい個性、もしくは独自性がある → 他の作品を見たくなる
4 作家性=初見の作品でも誰が作ったのか見分けられる → 作家のまなざしに共感する → ファンになる → 作品が欲しくなる

これで「欲しくなる」までです。
単価の安い作品なら3の段階でも売れると思います。
本当は5から先が大変なのですが、それはまたの機会にということで・・・
プロの方たちは、1~4のようなことについて、常に考えながら作品を作っています。

話を戻すと、とくに4の作家性という部分で、審査員の方々のすぎやまさんへの評価が高かったのではないかと予想してみました。
一般の方の心をがっちりつかんでいた岡村さんも、本当にたった6ポイントの差でした。次回の作品が楽しみです。

それから、今回のコンテストから平面作品もエントリー出来るようになりました。
情報量の多い立体作品と同じ土俵で審査をするわけですから、平面作品はなかなか票を得るのが難しいのではないかと思っていたのですが、
エントリーNo.10の水村友紀さんの平面作品「オールグッド」は一般票34ポイント、審査員票418ポイントで合計452ポイントとなり、4位に位置していました。
上記1の部分は平面作品の得意分野です。2を飛ばして3、4に至ることもあるので、来年は平面作品から入賞者も出るのではないかと楽しみになりました。

今回受賞にもれた作品たちにも、たくさんのコメントをいただいております。
12月6日からはじまるHOW HOUSEでの巡回展の最中に、ひとつひとつの作品に対する審査員やお客様、私のコメントをFacebookページに掲載させていただく予定ですので、合わせてお楽しみくださいませ!

最後にエントリーしてくれたみなさまへ「ORAC 俺のロボARTコンテスト2018」へのご応募、ありがとうございました。
そして会場へ足を運んでくださった多くの方々へも心よりお礼申し上げます。

2019年のコンテストも開催します。
我こそはという方はぜひご参加くださいね!

HOW HOUSE店主 ANDYより

2018-11-30 | Posted in NEWSComments Closed 

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