クラブ長は今

2017年開催のUGA-UGA creation club Vol.3「ピカピカの蟲」より、クラブ長UGAさんの進行状況をチェックできるコーナー『クラブ長は今』です。
生徒のみなさんの作業の参考になるように、少し先行するような感じでアップしていきます。

[4週目] 各パーツ制作・ディテールアップその2 〜続き〜

今まで制作してきたテントウムシの各部パーツをさらに作り込みながら、
電飾の配線を行い、腹内部のエンジンを制作していきます。

UCC3_4.27

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前翅を仕上げていきます。
翅を開閉するヒンジは、ある程度強度が必要なので、
金属材を加工してつくります。
真鍮ナット・銅線・圧着端子を使い、2方向に動くヒンジにします。

 

UCC3_4.28

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ヒンジパーツを組合わせて、テントウムシに仮組し、
前翅の開閉範囲をチェックします。

 

UCC3_4.29

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ヒンジを一旦外して塗装し、再度組み直します。

 

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前翅の模様部分に追加加工します。
中央に開口部を設け、内部の照明を点灯したとき、
光りがその穴から見えるようにします。

 

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前翅の内側をみたところ。

 

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前翅を本体に取付けました。

 

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前翅を開いた状態。
2方向に回転するヒンジなので、ハンドルに緩衝することなく
うまくかわして開閉することができました。

 

UCC3_4.34

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後ろからみたところ。

 

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洋白線を芯材にして、ハトメ・手芸用ビーズ・スプリングを使って
触角を作ります。

 

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口の制作。
E型リング・電子パーツ・銅線を加工して パーツを準備。

 

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パーツを塗装後、口に取り付け周囲を作り込みます。

 

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前から見たところ。
触角・口が取付くと顔の表情が出てきます。

 

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次は、脚の制作です。
脚の基節にあたるところを、
ニューム管、各種ワッシャー・ナットで表現します。

 

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脚の芯材には、銅線を使います。
少し長めにカットして、エポキシボンドで固定します。

 

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既に制作してある腿節・脛節パーツ(2.20参照)を銅線に差し込み、
関節を曲げて成形します。

 

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脚先端の爪・附節にあたるパーツは、電子パーツを加工して使います。
爪は鉤状に曲げ、先は金工ヤスリで尖らせます。

 

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芯材の銅線に上記パーツをハンダ付けで固定し、全体のバランスをみながら
脚の形を曲げて整えます。

 

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ラッカーで塗装し、関節を作り込みます。
パイピングなどのディテールは、カエルを含めた全体の仮組をしてから
どこに行うか検討するので、脚の作り込みはこの状態で一旦止めておきます。

 

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後翅を作ります。
サーフェイサーの状態(2.10参照)だったものに、ラッカーで塗装します。

 

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翅中央に取り付くファンは厚紙、ファンガードは写真フィルムケースのキャップを
加工して使います。

 

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ファンの羽根は、ひねって成形し、
ファンガードとあわせ、下地処理後にラッカーで塗装します。

 

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後翅各パーツを作り込みます。
翅脈のところには、裏側からトレーシングペーパーを形に合わせて貼ってあります。

 

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後翅を組立て、テントウムシにとりつけたところ。
若干のディテールアップは残ってますが、
これでテントウムシは、ほぼ完成。

 

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テントウムシがほぼ出来上がり、
カエル+燃料タンクと合わせ本体の重量がおおよそ決まったので、
土台ベースのステイとアームを制作します。
ステイは、アルミ板を糸ノコで切り出し、
ボール盤で穴をあけた後、ヘアライン仕上げにしました。
(台座天板の制作工程と同じです。3.52〜5.53参照

 

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ステイを木製台座に接続するパーツをつくります。
真鍮製のナット側面に穴をあけてタップ加工し、
そこにロングボルトを差し込んでロウ付けしています。

 

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上記ロウ付け加工した接続パーツと
各種ワッシャー・ボルト・ナット・スペーサーでステイを組み立てます。
アームはステンレスバネ線を加工して制作。
そしてステイ先端にアームを取付けます。

 

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台座(3.55参照)に、アーム+ステイを仮組したところ。
ステイは、台座内側からナットで締め付けて固定しています。
この状態で、最終日5週目の[UGAUGA Creation Club]に持っていきます。

 

 

 

2017-04-15 | Posted in UGA-UGA creation clubComments Closed 

教室の中で出た質問をみなさんと共有するコーナー





第二回「カエル編」に参加した皆さんの作品を ご覧いただけます(PDF:12.6MB)


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